SNSのフォロワー数や「いいね」の数は多いのに、なかなか売上に繋がらない──そんな悩みを抱える人は多いかもしれません。実は、SNSの発信だけでは安定した収益を得ることは難しい理由があります。それは、ビジネスの根幹に「仕組み」がないからです。
1. 仕組みがなければ水はこぼれる
例えるなら、SNSでの発信は“水をすくう”ようなもの。多くの人は素手で水を掬おうとしますが、それでは水が指の間からこぼれてしまいます。逆に、しっかりと形を作った「コップ」で水をすくえば、少ない努力で大量の水を集められます。
この“コップ”がビジネスにおける「仕組み」です。
2. 仕組みの定義 – 誰がやっても成果が出る形
仕組みとは、再現性のある成果を生むための手法です。つまり、どんな人がやっても一定の成果が出る仕組みを整えることが重要です。
例えば整体サロンであれば、リピーターを増やすために以下のような仕組みを組み込むことが考えられます。
- ポイントカードで次回の来店を促す
- 次回予約のリマインドを自動化する
- 友達紹介で割引を提供し、新規顧客を増やす
これらは、ただ「良い施術をする」だけでは得られない、意図的に顧客を増やすための戦略です。
3. 再現性の重要性 – 安定収益を生むカギ
仕組みの良さは、再現性にあります。たとえば、友達を紹介してもらう仕組みは、SNSのフォロワー数に依存せずとも安定した顧客獲得が可能です。これが、SNSの影響力だけに頼る場合との大きな違いです。
4. まとめ – コップを持とう
SNSの発信は確かに重要ですが、それだけでは“水をこぼす”リスクが大きいのです。しっかりとした仕組み(=コップ)を作り、その上で発信を行うことで、安定したビジネスの基盤を築くことができます。
次回は、この「コップ」をどうやって作るのか、その具体的な方法に踏み込んでいきます。まずは、自分のビジネスにおける“水漏れ”ポイントを見つけ、改善するところから始めてみましょう。
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